本作オリジナル魔法



 名称――フォースブリット(Force Bulitt)

 魔法の種類――誘導操作弾

 フィールが一期終了〜A's開始までの間に習得した誘導操作可能の魔力弾。
 フォーススフィアと呼ばれる発射台をエスティファルの周囲に生成し、そこから魔力弾を発射する。
 曲線を描かせたり直線に動かしたりと、ジグザグに飛行させる事もでき、回避困難な射撃魔法となっている。
 しかし、その操作は高い操作技術とかなりの精神負担がかかる為、最大で同時に三発までしか撃てない。
 白銀色をした長球形の形をしており、バリア貫通能力はそれ程高くは無いが、対象と接触した時に強力な衝撃を与えたり、爆発させる事もできる。
 「リモートコントロール」(Remote Control 直訳:遠隔制御)のコマンドワードで魔力消費量・術者の精神負担増加とを引き換えに、
 通常時よりも精密な誘導操作及び高威力化・弾速向上等の性能強化を行う事が出来る。
 最初から誘導操作をせずに使用する場合、かなりの数を連続発射する事が出来、弾幕を張ったり多数の敵を同時攻撃するのに適している。
 この魔法を習得するまで、フィールは結界を解除しない限り接近戦のみの戦闘だったので、かなり有効な攻撃手段となった。
 フォース(Force)は"力・エネルギー"、ブリット(Bulitt)は管理人の造語で、ブリッツ(Blitz)"電撃"とバレット(bullet)"弾丸"を組み合わせたものです。



 名称――フォースブリット・トレンティアルシフト(Force Bulitt Torrential Shift)

 魔法の種類――広域攻撃魔法

 魔法陣から魔力弾を激流が流れるように撃ち続ける中規模範囲攻撃魔法。
 攻撃範囲に応じて魔法陣の大きさを調節し、その魔法陣に魔力を込め、エスティファルを突き立てる事でトリガーとする。
 魔法陣そのものが発射台となっており、魔法陣が巨大であればある程攻撃範囲が広くなる。
 しかし、範囲が広くなる分発射される魔力弾を広域に撃ち出さねばならない為、威力は落ちる事となる。
 ただし、魔力を追加する事で魔力弾の数を増やしたり威力を上げる事も可能。
 魔法陣に魔力を込めなければならない為、発動させるまでに多少の時間がかかり、魔力消費量も多い。
 元々フォースブリットは誘導操作をせずに使用する事も出来るが、無詠唱の分攻撃範囲は極めて狭い。
 その為、広範囲を攻撃する場合はこの魔法の方が適してはいるが、使い所も難しくフィールが使用する事は稀である。
 バリア貫通能力はあまり高くない為、ザフィーラには全て防がれてしまっている。
 高ランク魔導師相手には使いづらい魔法だが、殲滅戦や対多数の戦闘において使用すれば絶大な威力を発揮する。
 トレンティアル(Torrential)は"激流の(ような)・圧倒的な"、シフト(Shift)は"転換・変化"という意味。



 名称――フレイルファング(Frail Fang)

 魔法の種類――高速直射弾

 ディルフィング・エスティファルの両デバイスが使用する、斬撃による魔力衝撃波。
 この魔法は、非常に優秀且つ強力ではあるが、魔力消費量がかなり多いブラストファングの劣化版に当たる。
 魔力消費量の減少・用途の多様化を図ったもので、威力はオリジナルに比べるとかなり落ちるが、
 その分魔力消費量を抑える事ができ、一度の戦闘中に複数回使用しても何ら問題の無い射撃魔法となっている。
 使用法はフェイトのアークセイバーを参考にしており、直接的な攻撃をメインとしておらず(無論、状況に応じてはメインにも成り得る)、
 牽制や囮、次の攻撃への布石等がメインで、その汎用性はかなり高い。
 アークセイバーのような誘導性は皆無だが、弾速はアークセイバーを遙かに上回り、威力及びバリア貫通能力も一枚上手の性能を誇る。
 ちなみにディルフィングが使用する事が多く、エスティファルが使用する場合より威力は高くなるが射程は若干劣る。
 (総合的な性能を見ると、ディルフィングが使用する方が優れている)
 フレイル(Frail)とは"もろい・(人を)打ちのめす"という意味。
 ブラストファングの劣化版ではあるのですが、使用頻度はこちらの方が多い為、若干皮肉を込めた名称としました。




 Novelsへ戻る