海鳴市都市部上空 同日 時刻19:01


 《封時結界、展開完了》
 「うん……ありがとう、

 強壮結界の外である以上、ここで戦闘するには新たに結界を張らねばならない。
 そうしなければ、関係の無い民間人も巻き込む可能性が十分にある。
 結界を展開してくれたに礼を言い、は仮面の男を睨みつける。

 《行くぞ、!》
 「わかった!」

 の掛け声と同時にが空を蹴り、一直線に仮面の男目掛けて突き進む。
 それでも仮面の男は全く動じず、ただじっと静止したままであるが。

 「はあああああ!!」
 《Aggressive Break》

 クロスレンジまで一気に接近したに魔力を込め、仮面の男に斬り掛かる。
 それを、仮面の男は右腕を少し前に出し、魔力の渦を発生させて受け止めた。

 「なっ?!」
 《魔力が消された……?》

 の刃に集中させた魔力が渦に飲み込まれ、単なる斬撃と化して容易に防がれた。

 「このっ!」

 今度はで頭部目掛けて薙ぎ払い、仮面の男はそれを易々と回避して距離を取る。

 「……粗いな」

 仮面の男はただそう呟き、左手に魔力を込めて魔力弾を無数に撃ち出した。

 「ちっ……」
 《Edge Move》

 高速で襲い来るそれを移動魔法で回避し、一瞬で仮面の男の背後に回る

 「突っ斬れ!」
 《《 Stream Blade 》》

 間髪入れずに、両デバイスによる連続攻撃を超高速で繰り出す。
 しかし、それも仮面の男の的確な防御で全て防がれてしまい、最後の渾身の斬撃も受け止められた。
 息がかかるほどの距離から、は仮面で覆われた相手の顔を睨みつける。

 「くっ……(強い……!)」
 「……」

 均衡した力が弾け、両者が距離を開けた刹那、に魔力を込めてフォーススフィアを生成する。

 「撃ち落とせ!」
 《Force Bulitt》

 先程とは違い、誘導操作を目的とされた三つの魔力弾が漆黒の闇の中で弧を描き、仮面の男の上左右から襲い掛かる。

 (四方向からの同時攻撃……これならどうだ!)

 相変わらず静止を続ける仮面の男に心中で呟きながら、魔力弾を撃ち出したも仮面の男の直下から一気に飛翔して突貫する。
 だが、仮面の男は僅かに、しかし絶妙なタイミングで体を捻り、上左右から襲い掛かる魔力弾をいともあっさりと避けてみせた。

 「っ……まだまだぁ!」
 《Fiercely Penetrate》
 「……甘い」

 猛烈な勢いで突進するを、展開した魔力の渦で軽く受け流し、
 体勢を崩した目掛けて魔力刃を十数発撃ち出し、その全てがに直撃する。

 「かはっ……」
 《くっ……Force Bulitt Remote Control!》

 が、先程避けられた魔力弾を遠隔操作し、仮面の男の背後を狙う。
 三つ全てが直撃し、爆音が周囲に響き渡って仮面の男が魔力煙に包み込まれる。

 「くそっ……!」
 《Frail Fang!》

 体勢を立て直したを一閃、その刀身と同程度の大きさの魔力刃が放たれる。
 それは闇に覆い尽くされた空を断ち切りながら、魔力煙に包まれた仮面の男目掛けて烈突する。
 が、それは煙を斬り裂いただけで、虚しく虚空に消えていった。

 「えっ……?」
 「直線的過ぎる」
 「っ!」
 《なっ!》
 《Fortification!》

 またも背後を取られたへの、至近距離からの魔力砲撃。
 それに気付き、即座に振り返ったへと襲い来る砲撃を、がバリアを展開して防ぐ。

 《ぐっ……!》
 《なんて重さ……っ!?》

 が後方からの魔力反応を感知して驚愕する。

 「うそ……」

 もそれを察知し、遅れて発動させたラウンドシールドの構成を僅かに崩してしまう。
 の後方には、いつの間にか仕掛けられた無数の魔力刃が、静かに獲物を狙っていた。

 「終わりだ」
 「!」

 構成の崩れたシールド、それを仮面の男は見逃さず、砲撃の出力を一気に上げる。
 さらに後方で待機させていた魔力刃を一斉に撃ち出し、逃げ場のなくなった獲物を狩る。

 「うわああああああああっ!」
 《くぅっ……》
 《ぐっ……》

 無数の魔力刃がの無防備な背に降り注ぎ、バリアジャケットが粉々に吹き飛ばされる。
 さらに、魔力刃はをも狙い、辛くも砲撃を防いでいたバリアが消された。

 「……!」

 仮面の男が放った砲撃を上半身に直接叩き込まれ、吹き飛ばされたはビルを二つ貫通し、轟音を立てて三つ目のビルに激突して停止した。

 「がっ……ぐっ……っ……」

 なぜか非殺傷設定であった為死にはしなかったが、全身に恐ろしい程の激痛が駆け廻り、意識が昏倒する。
 バリアジャケットは既に原型を留めておらず、も本体を明滅させて無尽蔵に亀裂が入っていた。

 (……く……そ……負け……た……)

 全身を走り回る激痛に脳が耐え兼ね、意識が朦朧とする。

 (け……かいを……っ……ごめ……なさ……リン……ぃ……さ……)

 体が言う事を聞かず、指の一本も動かせない。
 無理にでも結界解除をしようとしたがそれは叶わず、の意識は、そこで途切れた。



 『済まない、まさか見つかるとは思わなかった』

 眼下に気絶した少年を見下ろしながら、仮面の男が仲間に念話を送る。

 『仕方がなかろう、起きてしまった事は変えられん』

 後味が悪い、素直にそう感じる。
 が、今は私情を挟んでなどいられない。

 『……闇の書は?』

 現状に於いて最も重要な質問を投げ掛け、渦巻く心を抑え込む。

 『大丈夫だ、執務官は抑える』
 『そうか……なら、後を頼んだぞ』
 『ああ』

 短いやり取りをして念話を切った後、もう一度気絶した少年を見つめる。

 (……)

 少しの間ただ茫然と少年を見つめていたが、余計な考えを振り払い、その場から消えた。



 「何者だ! 連中の仲間か!?」

 不意を突かれて蹴り飛ばされ、絶好の機会を逃してしまったクロノが声を荒げる。

 「……」
 「答えろ!!」

 問い掛けても何一つ反応を示さない仮面の男に、クロノがS2Uを構えて怒る。


 仮面の男がクロノを抑えている隙を衝き、シャマルがミントグリーン色の魔法陣を展開する。

 「闇の書よ……守護者シャマルが命じます。 厳の敵を打ち砕く力を……今、ここに!」

 闇の書から発生した黒紫の魔力光が天を衝き、強壮結界上空に巨大な魔力の塊が生み出される。


 「なっ!?」

 クロノがそれに気付き、一瞬仮面の男から注意が離れた。

 「はあああああ!!」
 「うわあああ!」

 その隙を見逃す事なく、仮面の男がまたもクロノを蹴り飛ばし、クロノはアスファルトに激突する寸前でなんとか停止した。

 「今は動くな!」
 「!?」
 「時を待て、それが正しいとすぐにわかる」
 「なにぃ……」


 「撃って! 破壊の雷!!」
 《Geschrieben》

 闇の書の表紙に施された剣十字が光り輝き、強壮結界上空の魔力の塊から黒紫の魔力爆撃が放たれる。
 それが強壮結界に直撃し、巨大な直撃音と衝撃で大気が激しく揺れ動く。


 「なっ!」

 結界内に闇の書の主がいないか、探索魔法で探していたユーノがそれに気付く。

 「まずい……鋼壁防御!」

 ユーノが素早く印を結び、自身となのは達を護る防御魔法の発動を急ぐ。


 「すまんテスタロッサ……この勝負、預ける」
 「シグナム!」


 「ヴォルケンリッター鉄鎚の騎士ヴィータ、あんたの名は?」
 「……なのは、高町なのは」
 「高町なぬ……なの……えぇい! 呼び難い!!」

 舌が回らないのか、それが頭に来て怒るヴィータ。

 「逆ギレ?!」

 なぜか名前でキレられたなのはが、驚きのあまり厳しい表情を崩す。

 「ともあれ勝負は預けた! 次は殺すかんな、ぜってーだ!!」
 「あ、えと……ヴィータちゃん? きゃっ!?」

 飛び去って行くヴィータを呼び止めようとするが、とてつもない爆音がそれを遮った。


 「仲間を護ってやれ、直撃を受けると危険だ!」
 「え? あ、あぁ……」

 こちらも飛び去るザフィーラを追い駆けていたアルフだが、
 いきなり忠告を受けて少し気が抜けてしまいつつも、フェイトとなのはの元へ引き返して行く。


 魔力爆撃が強壮結界を破り、地に直撃して強大な衝撃と魔力負荷が辺りを覆い尽くした。


 『状況は!?』

 リンディが管制室のエイミィに尋ねる。

 「魔力爆撃……? 物理被害はありません! でも……ジャミングされて、サーチャーとレーダーが……!」

 エイミィが必死でコンソールを操作するが、完全にジャミングされて殆ど状況はわからなかった。


 「はぁ〜……」

 アルフがギリギリでなのはとフェイトの元に間に合い、
 ユーノに教えて貰っていたサークルプロテクションでなんとか凌いだ事に安堵の息を漏らす。

 『なのは、フェイト、アルフ、大丈夫!?』

 スフィアプロテクションを遠隔発動させて三人を護ったユーノが、なのは達の安否を気遣う。

 「う、うん……。 ありがとうユーノ君、アルフさん」

 なのはが二人に礼を述べ、アルフはもう一つ、安堵の息を吐いた。

 (は……?)

 強壮結界が消えていくのを、ぼんやりと眺めていたフェイトだが、の姿が確認できない事に気付く。

 『ユーノ君! 座標を送るからすぐそこに向かって!!』

 その時、エイミィの悲鳴にも近い声が全員に響き渡る。

 『エイミィさん……? えっと、どうかし……』
 『お願い早く! 君が!!』

 ユーノの質問を大変な剣幕で遮り、ユーノを最優先に、そして、フェイト達にも送る。

 「!!」

 それを聞いたフェイトは戦闘で疲労した事など忘れて、送られてきた座標の元に飛んで行った。


 「!」
 「っ……フェイト、下がって!」

 ユーノがを見て驚愕する。
 彼のバリアジャケットは原形を留めておらず、頭からは血を流してぐったりとしていた。
 その傍らには、こちらも全体に亀裂が無数に入ったが、
 それでもを護るように、彼の手に寄り添うように転がっていた。

 「! !!」
 「フェイト!」
 「フェイトちゃん、落ち着いて!」

 気が動転してにしがみつこうとするフェイトを、アルフとなのはが必死で抑える。

 「妙なる響き、光となれ、癒しの円のその内に、更なる加護を与えたまえ……」

 ユーノが印を結び、守りを無くし、治癒のみに限定した結界魔法を発動させる。
 更にフィジカルヒールも行い、必死の治療を試みる。

 『エイミィさん! 医療班を早く!』
 『わかってる! あと少しで……!』

 ユーノがエイミィに念話を飛ばす。

 「!!」
 「フェイトちゃん!!」

 乾いた音が周囲に響く。
 なのはが目に涙を浮かべながら、フェイトの頬を引っ叩いていた。

 「……なの、は……」
 「フェイトちゃんがそんなだったら……君を助けられないでしょ?!」

 そう叫ぶなのはの表情は、大切な親友を殴った事による悲痛に満たされていた。

 「……ごめん、ごめん……なのは……」

 それを見たフェイトは、涙を流して謝る。
 あぁ、酷い事をしてしまった、と。
 そして、ユーノが必死で治療を続ける中、少しも動かないを想って、涙が次々と溢れて止まらない。

 「……うぅん、私こそごめん……」

 そう言うと、なのははフェイトを抱き締めて、一緒に泣いてくれた。

 そして、高位魔法を使い続けて疲労するユーノに自身の魔力を分け与えながら、
 が無事である事を祈り続けるフェイトだった。





 月村邸 同日 時刻19:22


 「おいでおいで〜。 すずかちゃん家のにゃんこは、皆ええ子やな〜」

 すずかの自室で、すずかの飼っている猫と遊ぶはやて。
 それを満面の笑みで見守るすずか。

 「そやけどごめんな。 急にお邪魔してしもぉて……」
 「うぅん、全然! 来てくれて、嬉しいよ」
 「そっか、おおきにな〜」

 すずかがそう言ってくれてかなり気が楽になったはやては、じゃれる猫をあやす。

 「……あんな、すずかちゃん」
 「? なに? はやてちゃん」

 急に真剣な顔つきで尋ねられ、すずかは首を傾げてはやてを見る。

 「あんな……こんな事聞くのは気が進まへんのやけど……」
 「うん?」

 すずかは微笑みながら待ってくれているので、はやては意を決して尋ねる。

 「その……すずかちゃんは君の事どう思てるんかなって……」

 はやては恥ずかしさのあまり顔を伏せて尋ねた。
 だから、すずかの目が一瞬、ほんの一瞬だけ怪しく光った事にはやては気づかなかった。


 「う〜ん……、前にも言ったけど、君は大切なお友達で、それ以上は何もないよ」

 「そ、そうなんか?」
 「うん」

 君はモテモテだね〜、と内心呟くすずか。
 実際、彼は学校中の女の子達にかなり人気があるのだ。
 容姿端麗・運動神経抜群・性格も良いときている。
 ただ少し……というかかなり勉強ができないのと、相当鈍感なのがたまに傷だが。

 「そ、そっか……」

 そう言ってホッとするはやてを見ていると、なんだか可愛い。
 少しだけ後押ししてあげようと、多少お節介でフェイトにも悪い気がしたが、誘惑には勝てないすずかだった。

 「でもね、君の事が好きな子は一杯いるんだよ」
 「えっ!?」

 予想通りの反応。
 すずかは表面上はいつもの笑みだが、心の中では楽しくて堪らなかった。

 「今君と一番仲が良いのは、この子だよ」

 そう言うと、すずかは自分の携帯に保存してあるフェイトの写真をはやてに見せた。


 (うわ、めっちゃ可愛い子やんか……)

 はやてのフェイトに対する第一印象は、これに尽きた。
 綺麗で長い金色の髪をピンクのリボンで結び、真っ赤な目をした、お人形のような女の子。

 (なんや早速自信なくなってしもたなぁ……)

 正直、今すずかが見せてくれている女の子に勝てる気がしない。
 第一はやてには、足が不自由という欠点というかなんというか……ハンデがあるのだ。


 (ん〜……やっぱりフェイトちゃんはレベルが高いんだよね……)

 見るからに落ち込んでしまっているはやてを見て、少しやり過ぎたかなと思い直すすずか。
 しかし、これくらいで引き下がる(?)程すずかは甘くなかった。

 「大丈夫だよ、はやてちゃん」
 「へ?」
 「はやてちゃんもすっごく可愛いから、私が保証するよ」
 「そそそそそ、そうなんかな?」
 「うん! そうだよ〜。 それにね、足が不自由でも、男の子はそれを守りたいって思うものだよ〜」
 「あ……えと……えぅ……」

 すずか、恐るべし。
 本当にこの子は小学三年生なのだろうか?

 はやてが顔を真っ赤にして俯いて、すずかはくすくす笑っていると、はやての携帯の着信音が鳴った。

 「あ、私が」


 すずかが渡してくれた携帯からは、かなり思い詰めた感じのするシャマルの声が聞こえてきた。

 「うん、ほんなら良かった。 全然怒ってへんよ〜、平気や、謝らんでええって〜」

 なんとか先程まで動揺しまくっていた心を静めて、シャマルと話すはやてだった。





 海鳴市市街地ハラオウン宅 同日 時刻22:44


 「……

 フェイトがベットで眠る少年の名を呟く。
 結局、あれから医療班が到着したは良いものの、とある次元世界で大規模な爆発事故が起きていたらしく、来るのがかなり遅かった。
 しかし、ユーノが必死で治療してくれた事が幸いしてか、それとも自身の回復力が異常なのかはわからなかったが、
 医療班が来て診断した時にはは既に安全ラインを確保していて、数日安静にすれば大丈夫だと言う。

 それでも、心配で仕方がなかった。
 正直なところ、本当にが死んでしまうんじゃないかとさえ思った。
 怖くて怖くて……、また大切な人が死んでしまうのかと、恐怖で潰れそうだった。

 の手をフェイトは両手で握り締めて、どこにも行かないで、と祈り続けている。
 もう目の前で誰かが死ぬのはごめんだった。
 それが、自分にとって大切な人なら……尚更。

 「フェイト……」
 「……アルフ」
 「フェイト、休んだ方が良いよ……疲れてるんだから……」
 「……」

 アルフがそう言ってくれるのはありがたいが、フェイトにの傍から離れる気なんてさらさら無かった。

 「ごめん、アルフ……。 私……心配で……どうしようもないよ……」
 「……フェイト」

 少しの間沈黙が続いて、アルフが口を開いた。

 「なら、あたしも一緒にいるよ」
 「え?」

 アルフの口から思いがけない言葉が出て、フェイトは驚いてアルフを見る。

 「フェイトはあたしのご主人様なんだよ?
  そのご主人様が大切に想ってる人なら、あたしにとっても大切に決まってるじゃないか」
 「アルフ……」
 「だからさ、一人で抱え込んじゃだめだよ。 もうあの頃とは違うんだ。
  フェイトもあの時言っただろ? 新しい自分を始めるんだって」
 「……うん、ありがと……アルフ……」

 そう言って、また泣き出してしまったフェイトをアルフは優しく抱き締めてくれた。
 なのはもそうだったけど、やっぱりアルフも凄く温かくて……。
 本当に優しくて、最高の使い魔……、いや、最高の姉妹だと、フェイトは断言できた。


 それから、疲れての眠るベッドに突っ伏して眠ってしまったフェイトに、
 毛布を掛けてあげたアルフは困ったように苦笑した。

 「フェイトも……世話の焼けるご主人様だねぇ……」

 でも、だからこそ護りたいのだが。

 「フェイト……、幸せになっておくれよ」

 もうフェイトがあんな辛い目に遭うのはごめんだ。
 だから、フェイトを泣かせたは、起きたら一発殴ってやろうと、心中で誓ったアルフだった。




 あとがきらしきもの

 優「さてさて、第五話後編はこれにて終了ですよ〜」
 「……」
 フェ「……」
 優「えーっと……なんで二人とも殺気立ってるのかな?」
 「氷漬けにして薙ぎ払ってあげようか?(満面の笑みで)」
 フェ「黒焦げにしてあげようか?(同じく満面の笑みで)」
 優「ちょ、マジでごめんって! やめて! 死ぬから!!」
 &フェ「バイバイ♪」
 優「いやあああああああああ」
 ク「……ほんと救いようがないな」


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