聖祥大学付属小学校3年1組 12月10日 時刻12:22


 「携帯電話?」
 「皆が持ってる通信端末の事?」

 昼休み。 昼食を屋上で食べ終えた達。
 教室に戻ってまだ時間があるからと、アリサとすずかがとフェイトに携帯電話のカタログを手渡していた。

 「通信端末って……そんな堅苦しい物じゃないけど、まぁ言ってみればそうね」 
 「フェイトちゃんと君、まだ持ってないってなのはちゃんから聞いたから」

 アリサが僅かに顔を引き攣らせて言い、すずかの言葉を聞いてなのはを見た二人。

 『私達は念話が届く距離ならそれで連絡取れるし、離れててもアースラの機器とかでなんとかなるけど……』
 『あ……アリサやすずかは無理だもんね』
 『あ〜、そっかぁ』

 それまで少し疑問に思っていた二人は納得したように頷く。
 魔法技術が発達しているミッドチルダや本局は、携帯のような通信端末を持っていなくても良い。
 何もない空間でも瞬時にモニターを起動させ、情報を引き出したり、繋げた相手と会話ができる便利な代物、それが『空間モニター』である。
 とはいえ、操作方法や使用に於ける規定等、その他諸々を知っており、尚且つ多少の地位を持つ者に限ってなので、
 ミッドチルダに住む全ての人々が、携帯電話のような通信端末を必要としていない訳では無い。

 「な、なんだか……いっぱいあるね」
 「これって一つ一つ違うの?」

 カタログを食い入るように見つめるフェイトと、どこか抜けたような表情で眺める
 ちなみに、はお腹が一杯で眠いのがその表情になっている理由だったりする。

 「違うと言えば違うけど、最近はどれも同じような性能だし……見た目で選んで、良いんじゃない?」
 「ん〜……」
 「見た目、かぁ」

 先程からカタログに見入って真剣に考え込むフェイトに対して、はただボーっと眺めている。
 リンディやエイミィと接するようになり、最近はなのはやアリサ・すずか等、年頃の少女達と接してきた為か、
 フェイトは以前に比べれば身嗜み、所謂オシャレといった類に随分と気を遣うようになっていた。
 今の真剣に悩んでいるフェイトの様子は、その影響からであろう。
 まぁ、好意を寄せる少年に振り向いて欲しい、というのが大部分を占めているのだろうけれど。
 で、その好意を寄せられている少年は、相変わらずそういったものにはさっぱり興味が無い。
 ちなみに言うと、それはクロノもユーノも同じだったりする。

 「でもやっぱ、メール性能の良いやつが良いよね〜」
 (めーる? めーるって確か……あれ? なんだっけ?)

 なのはの言葉に、出てきそうで出てこない"めーる"の定義を思い出そうと首を傾げる

 「カメラが綺麗だと、色々楽しいんだよ〜」
 「カメラって……撮影機能が付いてるの? これ」
 「そうよ。 ほら」

 がすずかの言葉に疑問を抱いて問い掛けると、アリサが自分の携帯を取り出し、そのカメラでを撮る。

 「は〜……こんなに小さな機械なのに、凄く綺麗に写るんだね」

 アリサに自身の写された写真を見て、妙に感心する

 「それにしても携帯を知らないなんて、一体どこに住んでたのよ」
 「えっと……他にそれっぽいのがあったから、ね」
 「PHSとか?」
 「ぴ……? う、うん。 まぁそんなとこ……かな?」
 「ふ〜ん……」

 相変わらず痛いとこをついてくるな〜、と引き攣った笑みを浮かべながら弁解するだった。

 「やっぱり、色とデザインが一番大事ね」
 「操作性も大事だよぉ〜」
 「外部メモリ付いてると、色々便利で良いんだけど」
 「そうなの?」
 (外部目盛……?)

 嘱託魔導師よ、流石にそれは違うから。

 「うん! 写真とか音楽とか沢山入れておけるし。
  そうそう、メールに添付して、お友達に送る事も出来るの」
 「あ〜、そうだよね〜」
 「うん、結構使えるよね〜」
 「良いよね〜」
 (てんぷ? てんぷ……てんぷ……てんぷら……あれは美味しかったなぁ)

 の脳裏に、昨日の夕飯に出てきたてんぷらが映し出される。
 日本文化が好きだというリンディが、妙に気合を入れて作ったのだった。
 ……なんかもう、色々と突っ込まない方が良い気がしてきた。

 「、どうしたの?」
 「へ? あ、いや、なんでもないよ、うん」

 フェイトに尋ねられて笑って誤魔化し、またカタログを眺める。
 それにしても、どれもこれも同じにしか見えない気が……。

 『ま、あったら便利だろうね』
 『そうだな、リンディに言ってみると良い』
 『この世界の技術力も中々高いわね』
 『それなりにな』

 微妙に辛口批評なに苦笑するだった。



 海鳴市都市部 同日 時刻15:29


 「リンディさん、なんだか嬉しそうですね」
 「あら、そう見える?」
 「はい、すっごく」

 なのはの言う通り、にもフェイトにも、今のリンディはかなり嬉しそうにしているのが良くわかる。
 昼休みにが事の次第を念話で伝えると、リンディは二つ返事で了承してくれた。
 ……のは良かったのだが、本日最後の授業である体育、運動場でサッカーをしている時にリンディが姿を見せた時は本当に驚いた。
 はゴールキーパーをしており、驚いた丁度その時、すずかの弾丸シュートがぶっ放されて顔面直撃により保険室送りとなっていたが。

 「にしても、あんたの顔……プッ」
 「ア、アリサ……笑っちゃダメだよ」
 「……星が見えるってほんとだったんだね」
 「ご、ごめんね君。 相手が君だとあれくらい打たなきゃ入らないから……」
 「大丈夫大丈夫。 それに、すずかが迫ってたのに油断した僕が悪いっちゃ悪いから」

 いや〜、あれは参った、と笑いながら頭を掻く
 そのの鼻には大きな絆創膏が張られており、アリサは必死で笑いを堪えている。
 ちなみにその時の状況は、アリサとすずかは絶妙なパス回しでゴールを護るへと肉薄。
 フェイトが東奔西走して必死にボールを奪おうとしたが叶わず、すずかにパスを回したアリサはリンディに気付いて、

 「あーっ!」

 と、大言一喝。
 それに気を取られてしかもアリサが指差した先にいたのがリンディだった=油断してすずかの殺人シュートが顔面にクリーンヒット、という流れ。
 相変わらずこの四人以外はそのレベルの高さについていけない辺り、担任教師の悩みの種だったりする。

 「……良く考えたら、アリサのあれって結構卑怯だったんじゃ……」
 「だってああでもしないと、あんたが護ってたら点取れないじゃない」
 「いや、そこまでし」
 「うっさいわね!私は負けるなんて嫌なの!例えどんなに小さな勝負でもね!」
 「……そうですか」

 アリサが息継ぎもせずに言い放ち、はゲンナリして肩を落とした。

 「でも……ほんとに大丈夫……?」

 すると、が保険室送りになってからずっと心配そうにしているフェイトが、今も不安の残す表情でに尋ねる。

 「うん、もう大丈夫だから。 ありがとう、フェイト」
 「そう……良かった」

 フェイトが少し頬を染めつつも微笑み、がその笑顔を見てこちらも少し赤くなる。

 「やっぱり仲が良いなぁ、フェイトちゃんと君」
 「お熱いのはわかるけど、時と場所くらい弁えなさいよ」
 「あらあら、良いわね〜若いって」

 なのはは純粋にそう思っているだけだろうけど、アリサとリンディはやけにニヤニヤしている。
 すずかは何も言ってはいないが、満面の笑みでこちらを見ているのが逆に怖い。
 その後はちゃっかりなのはを除く三人と、念話してまで参加したに茶化されて真っ赤になるとフェイトだった。


 「ありがとうございました〜」
 「はい、どうも」

 リンディが店員から購入した携帯電話を受け取り、フェイトとに歩み寄る。

 「フェイトさん、君。 はい」
 「ありがとうございます、リンディ提督」

 フェイトは礼を述べると、大事そうに袋を持ってなのは達の方へと走って行った。

 「すいません、リンディさん。 我儘言っちゃって……」

 すると、が少し申し訳なさそうな顔でリンディを見ながら謝る。

 「何言ってるの、君。 私はやっと甘えて貰えてほんとに嬉しいんだから」
 「……はい、ありがとうございます」

 リンディが微笑みながらに言うと、はぎこちない笑みを浮かべつつも頭を下げる。

 「!」
 「あ、うん」

 フェイトに呼ばれ、もう一度リンディに頭を下げてから、はフェイト達の元へと走って行った。

 「……ほんとに、子どもらしくないわね」
 『すまんな、リンディ』

 誰にも聞かれないよう呟いたつもりだったが、今はを預かっていたので、二人には聞かれたらしい。
 それに少し驚いたが、すぐに笑みを零して、楽しそうに話をしている達を見ながら答える。

 『ま、あの子達の良いところでもあるんだけど……』
 『……そうだな』
 『このまま何もない日々が続けば、それが一番良いわね……』
 『……』
 『……ええ』

 暗い雰囲気になってしまい、どうしたものかとリンディが悩んでいると、が声をかけてきた。

 『リンディ、まだ一つ袋を持ってるわね』
 『これ? これは……後のお楽しみ、ね』

 くすくすと笑うリンディに、は珍しくわからない、といった風だった。



 ハラオウン宅 同日 時刻15:51


 「そっか。 アリサとすずかは、ヴァイオリンやってるんだね」
 「ヴァイオリンって……確か、この世界の楽器だったね」
 「うん。 メールで良く、お稽古の話とか教えてくれるんだよ」

 携帯を買った後、アリサとすずかと別れて家に戻ったとフェイト。
 なのはは特に用事もないので、ハラオウン宅を訪れていた。

 「あ、なのは。 めーるって何だっけ?」

 なのはの言葉に、学校の時に引っ掛かっていた単語を耳にして尋ねる。

 「あれ? 、知らなかった?」
 「えっと……忘れちゃって」

 フェイトが不思議そうに尋ね、は頭を掻きながら答える。

 「メールはお手紙みたいなのだよ。 ほら」

 なのはが自分の携帯に保存してあるメールをに見せた。
 それを見てから、なるほど、と頷く。

 「たっだいま〜!」

 そうこうしていると、エイミィの元気な声が響き渡った。


 キッチンでエイミィが買ってきた食材を並べ、南瓜をフェイトに手渡す。
 ……何気に片手で南瓜を持つあたり、エイミィの握力は計り知れない。

 「艦長、もう本局に出掛けちゃった?」
 「うん。 アースラの武装追加が済んだから、試験航行だって。 アレックス達と」
 「武装ってーと、アルカンシェルか……」
 「……あんなの装備したの? アースラ」

 エイミィの言葉に、が顔を顰めて問い掛ける。

 「闇の書を封印するだけの大威力となるとね……」
 「あ〜……それもそうだね」
 「あんな物騒なモノ、最後まで使わずに済めばいいんだけど」

 とエイミィが肩を落としているのを見て、フェイトとなのはが首を傾げる。

 「アルカンシェルって……そんなに危ないの?」
 「あぁ、フェイトは知らなかったっけ」
 「うん」
 「それの説明は後にしよっか。 立ち話もなんだし」

 エイミィの言葉に二人は頷き、なのはが思い出したように口を開く。

 「クロノ君もいないから、戻るまでは、エイミィさんが指揮代行だそうですよ」
 『責任重大』
 「それもまた物騒な……」

 なのはからの知らせと、ビーフジャーキーを咥えて寝そべっている子犬アルフの言葉に、エイミィが苦笑して南瓜に手を乗せる。

 「ま……とはいえ、そうそう非常事態なんて、起こる訳が」

 エイミィが南瓜を鷲掴みにした途端、部屋中に警戒音が鳴り響き、真っ赤なモニターに"EMERGENCY"の文字が浮かび上がっている。
 それを見たエイミィは愕然として持っていた南瓜を落っことしていた。

 「……起こっちゃったね」

 しばらくその場の全員が無言だったが、がボソッと呟いた途端、皆が弾かれるように管制室へと駆け出していた。


 「文化レベル0……。 人間は住んでいない、砂漠の世界だね」

 モニターには、サーチャーが捉えたシグナムとザフィーラの姿が映し出されている。
 何か話しているようだが、流石に音声までは届かない。

 「結界を張れる局員の集合まで、最速で45分……まずいなぁ……」

 エイミィが高速でコンソールを操作しつつ、状況の悪さに表情が厳しくなる。
 その様子をじっと見ていたフェイトだが、アルフと頷き合ってエイミィに言葉をかける。

 「エイミィ、私が行く」
 「あたしもだ」
 「……うん、お願い!」

 それを聞いて少し呆然としていたエイミィだったが、僅かに笑みを浮かべ、許可を下した。

 「うん」
 「おう」
 「よし、じゃあ僕も……」
 「君はなのはちゃんと一緒にバックスだよ」
 「なっ……」

 がフェイトとアルフについて行こうとしたが、エイミィに止められて驚く。

 「君は大怪我してたんだよ? 今は私が指揮代行だし、艦長やクロノ君もきっとそう言うと思う」
 「、私達なら大丈夫だから」
 「任せときなって」
 「……わかった。 二人とも、気をつけて」
 「ありがとう」
 「心配しなくても平気さ」

 エイミィに真剣な表情で諭され、フェイトとアルフにも言われたので、は俯きながらも了承する。
 の言葉に答えて、アルフが先にトランスポーターから転移し、フェイトはバルディッシュを取りに走って行った。

 「それじゃ、なのはちゃんと君はここで待機して」
 「はい」
 「……了解」

 なのはが答え、は拳を握り締めつつも頷いた。


 フェイトが出動した後、モニターの向こう側にて戦闘中のシグナムが原住生物に捕えられた。

 「よし! これはチャンスだよ!」

 エイミィが喜んだのも束の間、転移したフェイトが広域魔法で原住生物を倒してシグナムを助けてしまった。

 「あらっ?」
 「フェイトちゃん……」
 「まぁ……フェイトらしいっていうか……」

 それを見たエイミィがコンソールに突っ伏し、なのはが苦笑して、は頬を掻きながら引き攣った笑みを浮かべた。
 もう一方のモニターには、ザフィーラと対峙したアルフが映し出されている。

 「フェイトちゃん! 助けてどうすんの!? 捕まえるんだよっ!」
 『あ……ごめんなさい、つい……』

 体をバラバラにされた原住生物が巨大な砂柱を上げながら倒れる。
 そんな時、起き上ったエイミィが堪らずフェイトに通信を繋げて叫んだが、返って来たのは実に脱力感たっぷりの抜けた返事だった。
 それを聞いたエイミィが肩をがっくりと落として、今にも泣きそうな表情になる。

 「あぁ……またとないチャンスだったのに……」
 《今更どうこう言っても仕方がない》
 《そうね。 あとはフェイトちゃん次第ってところね》

 エイミィが嘆いていると、突如管制室にけたたましい警戒音が鳴り響いた。

 「もう一か所!?」

 モニターに新たな映像が映し出され、そこにはヴィータが闇の書を抱えて別世界を飛行していた。

 「本命はこっち? なのはちゃん!」
 「はい!」
 「なのはも気をつけて」
 「うん!」

 なのはが元気良く答え、トランスポーターから転移した。
 その直後、全てのモニターが何も映さなくなり、異常を知らせるアラートが部屋を覆い尽くした。

 「これって……!?」
 「えっ? ク、クラッキング!? 嘘でしょ?!」
 「エイミィさん!」
 「わかってる! っ……システムが完全にダウンしてる! そんな……!」

 エイミィが必死でコンソールを操作するが、外部から攻撃を受けた機器は完全に沈黙してしまっていた。
 
 「こんな事ができそうなのって……」
 《あいつらか?》
 《現状だと、それくらいしか考えられないわね》

 の疑問に、が最も可能性の高い敵を挙げて答える。

 「これじゃあ三人の指揮が執れない……!」
 《……完全に分断させられたな》

 エイミィとの言う通り、これでは新たな情報が入っても知らせられないし、第一指揮するなんてとてもではないが不可能だ。

 「……エイミィさん。 今まであの人達に倒された中で、生き残ったのはどれくらいいたんですか?」
 「えっ? ……あの子達に倒されたのは、魔導師以外は皆やられちゃってた筈だよ」

 エイミィが手を止める事なく、の問い掛けに答える。

 「あと、過去の記録で二度蒐集された人は?」
 「そういえば……二度やられたって記録は見た事ないけど……」

 彼らに倒された魔導師の殆どは、今も本局等で療養中である。
 なのはレベルの回復力を持つ魔導師は殆どいない。 というより、なのはが早過ぎるのだが。
 とにかく、本局にいれば再度襲われる心配は無いし、彼らもわざわざそんな施設まで行って魔力が尽きている者を襲うとは考えないだろう。
 だが、次元世界には考えられないような能力を持つ生物は沢山いる。
 は今までに異常進化した生物と何度か対峙し、破ってきたからこそわかる事だが。
 すぐにリンカーコアが完治したなのは以上に回復力のある生物など、いくらでもいるのだ。
 彼らが倒してきた、魔力の高い大型生物の中にそういった特殊な性質を持つ生物がいないとも限らない。

 (完全に倒した……。 過去の記録にも二度やられたって人はいない……。
  少しでも回復した後に倒せば、また魔力を得られない事もないのに……それをしないのは……その必要がないから?)
 「必要がない……? ……そうか!」
 「君!?」

 突然駆け出し、トランスポーターを起動させようとするにエイミィが驚愕する。

 「君! どうしたの!?」
 「説明は後で! フェイトかアルフ……いや、魔力から考えたらフェイトが危ない!」
 「!」
 「とにかくトランスポーターを!」
 「クラッキングでシステムが……! 非常用を使うしか……」
 「それでも大丈夫です! 早く!」
 「……了解! 君、無理だけはしちゃだめだからね!」
 「はいっ!」

 に釘を刺した後、非常用のトランスポーターにエイミィが高速で設定を組み込んでいく。

 「座標固定、最後にフェイトちゃんの確認された地点付近に転送!」

 トランスポーターが光を放ち、が眩いばかりの輝きに包み込まれ、その場から姿を消した。




 あとがきらしきもの

 優「いや〜、やっと半分を越しました」
 ク「随分とゆっくりだな」
 優「うぐっ……」
 「ていうか何気に修羅場っぽい?」
 優「さぁ、どうでしょうね!」
 ユ「どうでしょうって……」

 フェ「強い……!」
 シグナム「速いな……!」
 ズカーンドカーンバドーン←擬音

 な「バスターーーーー!!」
 ヴィータ「嘘っ!?」
 チュドォォォォォン←擬音

 優「……」
 ク「……」
 ユ「……」
 「……」
 優「KOEEEEEEEEEEEEE!!?」
 身も蓋もなくてごめんなさい(ぁ


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